センター長メッセージ

学問に対する真摯な態度と深い理解、それを支える豊かな教養
—しなやかに「地域」と「世界」を生きる—

大学における実りある学びは、人類が築き上げてきた知(学問)に対する真摯な態度と深い理解、そして豊かな教養によって専門領域の探究が支えられることで、初めて達成されるものです。そして、生涯にわたって主体的に学び続けるための知識・技術・態度を獲得し、私たちが生きる世界の課題に向き合いその解決を図ろうとすることは、専門領域間の垣根を越えて共通に求められる能力(学びの土台)といえます。

岩手県立大学では、体系化された基盤教育を通して、地域と世界を見つめ、そこに生きる人と自然の調和を思い、科学の力で現代社会をしなやかに生き抜くことができる人を育てています。

岩手県立大学高等教育推進センターは、身近な地域、日本、そして世界が抱える様々な課題に実践的な学びを通して取り組む2つの副専攻、「地域創造教育プログラム」「国際教養教育プログラム」を用意しています。また、「文理融合データサイエンス教育プログラム」では、数理、データサイエンス、そしてAIに関する基礎から応用までを体系的に学ぶことができます。社会の諸相を「地域」「国際」という単なるスケールの差異を越えて精察し分析する力、そこで明らかになった課題を前に主体的に行動する力、さらに、他者との効果的なコミュニケーションと協働により課題の解決を図る力が総合的に身につきます。

岩手県立大学高等教育推進センター
センター長 高橋 英也