基盤教育の魅力とは
大学では、これまでの学びと異なり、自ら問いを立てて、主体的に学び、その問いに創造的に答えていく学修となります。そのためにも、学びのための方法を確実に身につけていく必要があります。
大学で学ぶ4年間の見通しをつけたり、大学で学ぶための基本的なスキル(アカデミックスキルズ)の獲得を目指します。文献を読むこと、レポートを書くこと、プレゼンテーションすることを通して、課題設定力、問題解決力、批判的思考力を身につけ、ここでの学びが、4年間の専門教育を発展させていくための基盤としての力となります。

教養教育や専門教育の基礎となる英語の学力を身につけ、生涯にわたり英語に親しむための知識・技能・態度を養うことを目的としています。習熟度別の少人数クラスで「英語基礎演習Ⅰ~Ⅳ」「英語実践演習Ⅰ~Ⅳ」の2つの科目を効果的に融合した教育を展開します。

各種アプリケーション、ネットワーク操作に習熟するとともに、情報とデータを巡る昨今の状況、数理・データサイエンス・AIの基礎的な知識・技術を演習を通して修得します。

現代における健康について広く保健科学的な視点から捉えて、積極的にヘルスプロモーション行動をとれるようになることを狙います。また、スポーツを通じた運動・活動によって身体機能の維持・向上やコミュニケーション能力の育成について学びます。

ローカル・グローバルという側面と、データサイエンスやAIなどを活用するという側面から生きる世界を捉え、4年間で学ぶ各専門科目を社会に還元していく方法について考える基盤を身につけることを目指します。

これまで人類の文明に寄与してきた各種学問の「知」を学び、自らの専門領域に関連づけて考えることを目指します。また現代社会の課題、事象に焦点を当てた多角的、学際的なアプローチで、社会における正解のない本質的、普遍的な問題について考え、自身の考えを深め、構築していくことを目指します。

外国語
外国語教育の理念
グローバル人材に必要なコミュニケーション技術としての外国語を学ぶ。
外国語のカリキュラム
- 中国語Ⅰ·Ⅱ
- 韓国語Ⅰ·Ⅱ
- ドイツ語Ⅰ·Ⅱ
- フランス語Ⅰ·Ⅱ
- トルコ語Ⅰ·Ⅱ
- スペイン語Ⅰ·Ⅱ
- 語学研修A・B・C・D ●短期海外研修を通して、語学や文化を学びます。
- 応用外国語A・B・C・D・E・F ●より高いレベルの語学習得を目指します。
- 日本語Ⅰ·Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ(外国人留学生のみ履修可能)


学生の声
地域創造教育プログラム
いわて創造学習Ⅰ
現地に行って体感できる「発見の面白さ」
新潟県出身なので岩手のことをもっと知りたいと、いわて創造学習Ⅰを受講。それまで盛岡以北に行ったことがなかったので、県北の「一戸町コース」を選びました。事業者や地域おこし協力隊などから話を聞いて視察するフィールドワークは、観光とは明らかに異なるもの。事前に調べていたのですが、それでも現地に行って初めて知ることが多く、「発見の面白さ」がありました。また、話を聞くなかで課題が見えてくる過程は、学部の学びと共通していることを実感。異なる学年・学部の学生とのやりとりが多いので、コミュニケーション力も高まったと思います。
社会福祉学部2年 T・Sさん
いわて創造学習Ⅱ
参加学生に配慮した企画は学部の学びにも通じる
看護学部生として、医師や病院の不足という課題を抱える沿岸地域に関心があり、いわて創造学習Ⅱでは宮古市をフィールドとしたプログラムを企画しました。それまで宮古市に抱いていたイメージは「海」でしたが、調べると山や川、それらを活かした産業があることを知り、海・山・川の魅力を知って地域課題を知ろう」をテーマに設定。このように地域を多角的に学べる点が、創造学習の魅力だと思います。また、「参加学生が学びやすいように」と心がけて企画したことは、「患者さんの求めることを実践する」という学部の学びにも通じていると感じています。
看護学部3年 H・Kさん
国際教養教育プログラム
第二外国語(ドイツ語)、国際演習A
読む力と聞く力がアップ学修の成果を実感
ドイツ語を選んだのは、ピアノを習っていて身近に感じていたこと、文法が英語と似ているので学びやすいと思ったこと、建物などの街並みや自然の景色が好きなことが理由です。学ぶなかで、テキストを読めたりドイツ映画を観て言葉が聞き取れるなど、徐々に学修の成果を実感でき、とても楽しく感じました。4年次の2月は、ドイツ語やフランス語を履修している学生などが参加する研修でフランスのアルザス地方に行き、現地の学生と交流するなど貴重な経験をしました。卒業後は保険会社に就職しますが、いつか海外勤務の機会があったら挑戦してみたいです。
総合政策学部卒 N・Kさん
語学研修A
大学のサポートがあり仲間がいるという安心感
高校生の頃から洋楽や洋画が好きで、「語学力があればもっとその魅力を感じられる」と思っていました。また外国への憧れも強く、「大学生になったら留学したい」と希望。念願が叶い、卒業・就職が決まった4年次の2月、アメリカ・オハイオ州に語学研修に行ってきました。この研修は大学のプログラムなので、職員の方のサポートや同じ大学の仲間がいるので安心。また、多様な文化や価値観を持つ人が多いアメリカで学べる点も、決め手でした。就職先はシステム会社ですが、文化の違いを理解し交流を図ろうとする姿勢は、仕事にも活きると信じています。
ソフトウェア情報学部卒 Y・Hさん
[文理融合] データサイエンス教育プログラム
スキルや知識を身につけ専門分野の課題解決に活用を
学部の学びにつながると考え、「データサイエンス応用Ⅰ」「統計関連科目」を受講しています。基本情報技術者試験の受験を希望しているのですが、試験範囲が広いため、当初、学部の履修科目の選択に悩んでいました。その点で「データサイエンス応用Ⅰ」では幅広く学ぶことができるので、試験勉強に大いに役立っています。また、このプログラム自体が、データの分析や活用方法の修得につながるので、各学部の専門分野の課題解決などに活かせるはず。情報教育のプロであるソフトウェア情報学部の先生が丁寧に教えてくれる点も、魅力だと思います。
ソフトウェア情報学部3年 Y・Hさん